育成支援
外国人の受入れで最も多い課題は、コミュニケーションの課題です。
外国人が教育機関で学ぶ日本語と、日本語ネイティブが使う日本語には大きな隔たりがあります。
単に外国人、という枠ではなく、各在留資格で求められる水準も、業界・企業によって変わります。
また、単に語学力だけでなく、ハイコンテクスト言語である日本語特有の文脈や、商習慣の違い、価値観の違いを乗り越える必要があります。
ワールディングでは、こうしたギャップを埋めるために、次の研修・講習・Eラーニングを実施しています。
外国人向け働き方/ビジネス基礎研修
外国人社員が、日本で生活し、働くために必要なスキルを伸ばします。
研修ラインナップ
- 安全管理研修
- 海外と日本における安全感覚の差、それによって現場で実際に起こり得る労働災害事例をもとに、知識のインプットだけでなく、ディスカッションやグループワークにより、日本における安全意識の基準を実践的に身に着けます。
- 衛生管理研修
- 海外と日本における衛生に対する意識の差を認識し、私生活から仕事場における衛生管理に関して、食品業界や製造業、建設業、医療福祉関係といった業界の事例を確認しながら実践的に学びます。
- 健康管理研修
- 海外と日本における気候や習慣といった文化的・地域的差異を学び、それによって生じやすい病気の予防方法や、からだの仕組みに関する知識を、当社の看護師が監修したプログラムで学びます。
- 女性向け保健研修
- 各国で性教育の内容差による性暴力被害や健康トラブルを防止するため、当社の女性看護師より、女性の心身の健康維持、妊娠の仕組みと産休育休等の社会的な制度、性暴力といった犯罪被害防止に向けた取組事項について学びます。
- ハラスメント研修
- 日本の法律で規定されているハラスメントの概念を学び、セクハラ・パワハラといったハラスメントの被害者、加害者にならないよう、正しい対処法、防止方法を学びます。
- 5S・報連相研修
- 5S活動と報連相に着目し、現場での作業・コミュニケーション効率向上、事故やケガの防止に繋がる基本的ビジネススキルを身に着けます。写真や動画を用いて実際の事例をベースに、実践的に学びます。
- 行動指針研修
- 文化ギャップや母国での教育格差といった外国人材によくあるトラブルについて、当社が実際に対応した事例やノウハウをベースに作成した、外国人材向け日本でやってはいけない行動/推奨される行動を学びます。
- コンプライアンス研修
- 貴社グループの「求める人財像」「行動基準」に沿うための知識や心構えを学びます。
- 現場リーダー研修
- 入社3〜5年程度たち、現場で部下を育成・指導する立場としての活躍に向けた、リーダーシップとしての心構えや知識・基礎的なマネジメント技術を学びます。
日本人向け研修
日本人社員が外国人社員の活躍を推進するために必要なスキルを身につけることができます。
研修ラインナップ
- 外国人材受入制度理解研修
- 日本における外国人材受入制度について、各在留資格の内容やメリット、デメリットなど、コンプライアンスに則った採用・育成計画の立案・実行のために、正しい知識を学びます。
- 実地検査研修
- 外国人技能実習制度における、技能実習機構による実地検査への具体的な準備・対応方法といった実践から、コンプライアンスに即した実習実施のために普段から注意すべきことまで学びます。
- 異文化理解研修
- 日本文化と異なる点や、日本在住外国人の「異文化適応過程」を背景とともに学び、異文化への耐性を高めます。
- 外国人技能実習生受入実務研修
- 外国人技能実習生を受けいれるにあたって、技能実習責任者や技能実習指導員、生活指導員、受入れに関わる人事担当者や現場担当者が、受入準備、在留申請、不測事態等の具体的な知識・ノウハウを学ぶことができます。
- 特定技能外国人受入実務研修
- 特定技能外国人を受けいれるにあたって、受入準備、在留申請、届出内容、不測事態等、技能実習との違いは何かに留意しながら、具体的な知識・ノウハウを学ぶことができます。
- やさしい日本語の話し方研修
- 外国人材に伝わりやすい/受け入れやすい日本語の話し方を学びます。また、日本人が無意識に使ってしまう難しい口語表現など避けるべき表現を知り、外国人材に対する効果的なコミュニケーション方法を学びます。
- 日本人向けハラスメント研修
- グローバルスタンダードを理解し、特に外国人に対して注意すべきハラスメント事例を具体的に学びます。
- 日本人向け安全管理・衛生管理研修
- 文化や知識の違いを確認した上で、特に外国人に対して現場で注意すべき管理・指導方法を学びます。
- 初めて技能実習生を受け入れる方へ
- 責任者や指導員といった実務を担う関係者だけでなく、受入部署や全社向けに、技能実習生の受入から3年間、1年の季節、貴社の年間計画と連動して、都度発生する具体的な事象/トラブル事例を学び、組織として外国人材の入社に備えるための研修です。
- 技能実習指導員向け 技能検定試験・技能実習評価試験指導対策ビデオ(開発中)
- 外国人技能実習生が受験する必要がある技能検定試験・技能実習評価試験の合格に向け、試験内容・指導方法に関するポイントを学びます。
外国人向け日本語講習(対面/オンライン)
外国人雇用企業にとって、ひとつの課題である「日本語力」に対し、プロの日本語講師による講習でサポートいたします。
学習内容は目的に合わせてカスタマイズすることが可能です。
ここが違う!当社の日本語講習の3つの特長
01学術的理論に基づいた実践的な教育メソッドの提供
当社は、日本語教育の学術研究をリードする学術的専門性を持つ会員のみで組織されている日本語教育学会の賛助会員として、日本語教育の研究成果に基づき、日本語教育プログラムを開発・提供しております。
また、ACTFL(全米外国語教育協会)が開発した、日本でも限られた研究者等が取得しているOPIテスター資格保有者による日本語会話能力判定等、高度な専門性を活かした、実践的な教育プログラムを提供しております。
02試験対策だけでなくビジネス・生活で本当に使える生きた日本語学習プログラム
日本語能力試験、通称、JLPTと呼ばれる試験は、多くの企業で採用や昇進基準として設定されています。
JLPT対策については、テクニックとして数多くの教材や講習があり、当社でも提供しております。
しかし、JLPTの合格だけでは、ビジネスシーンや生活全体をカバーすることはできません。
当社では、特に、現場作業員・技術者が仕事でよく使う言葉を、お客様からヒアリングを行い体系化しています。
それをベースに、コミュニケーションで重要な「聞く・話す」能力を高めるためのプログラムを開発し、現場で使える生きた日本語学習プログラムを提供しております。
03仕事で必要な本当の日本語レベルを定義し、学習内容をカスタマイズ可能
日本語ネイティブである日本人にとっては、日本語学習を行う外国人全てが、「日本語ができない」状態に感じるため、現場で無意識に、外国人材に対して、不必要な日本語学習プレッシャーを与えている場合があります。
当社の教育コンサルタントが、各職場で求められる日本語能力レベルを定義し、本当に必要な学習コンテンツを企画し、ポジティブな成長を支援いたします。
- 日本語能力試験 (JLPT) コース
- 日本語能力試験 (JLPT) では、普段の会話では使わない文法や表現も多く、体系的な勉強が必要とされています。
プロの講師が講義と宿題で総合的にサポートし、試験合格を目指します。 - 会話強化コース
- 日本で働き生活していくために必要な「聞く・話す」の習得を目的としたテキストを使用し、実際に「使える日本語」を学びます。
- ビジネス日本語コース
- ビジネスの場面を想定した表現やロールプレイ、メールの書き方など、日本特有のビジネスにおける日本語表現を学びます。
E-ラーニング
当社では、独自にE-ラーニング「ミライへのトビラ」を開発、一部コンテンツを試験提供しております。
「ミライへのトビラ」は、いつでも・どこでも、外国人材が、主体的に、仕事や生活で必要な語学知識、専門知識を学ぶことができるプラットフォームです。
学習管理システム (LMS:Learning Management System) として、学習進捗や成果を、雇用主や管理者が確認することができます。
内容例
- 日本語レベルに応じた日本語映像授業
- 外国人が日本で生活する上で文化ギャップとして気を付けるべき生活マナーを学べる映像授業
- 各業界で頻出の専門用語ドリル
- 各業界の技能検定対策動画
開発中のため、当社顧客向けに限定公開しております。
詳しい内容、導入検討を希望される方は、フォームよりお問い合わせください。